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2017年1月16日 (月)

福知山市動物園の シロテテナガザル ・ ももた(桃太郎) さん、サルの意の漢語的表現”猿猴(えんこう)”の本来の意味とは?

福知山市動物園 シロテテナガザル ももた

 福知山市動物園シロテテナガザルももた(桃太郎) さん、これは去年盛夏の頃の写真で、記録的大雪の降った昨今では違和感がありまくりですが、軽度の鬱症状の発症中で事を成す気力に欠けております最中でして・・・少なからずの方々への約束約定申し合せ盟約のたぐいなど反古にしまくっておりますが本当に御免なさいです。

福知山市動物園 シロテテナガザル ももた

 奥付など照会いたしてみますと1991年2月10日発行になっておりますので、もう四半世紀に渡って愛用いたしておりますところの 三省堂 新明解 国語辞典 第四版 by 金田一京助”猿猴” を調べてみますときちんと出ておりました。

 猿猴
(もと、テナガザルの意) サルの意の漢語的表現。


 前の記事で、
狐狸(こり)とは本来中国語においてはキツネの意であって、キツネタヌキではないというような事を書きましたが、言葉の成り立ちとして 猿猴狐狸 は似ているようです。

 (テナガザル) + (ふつうのサル) = 猿猴(テナガザル)
 (キツネ) + (本来はベンガルヤマネコ) = 狐狸(キツネ)
 (クマ) + (ネコ) = 熊猫(パンダ)
 (キジ) + (ニワトリ) = 雉鶏(キジ)

のように近似の動物を後に付けて言う言い方なのでしょう。
 例えば の一字で
キツネ の意味は当然あるのですが、これを書面で文字で見るのではなく口語で音として聞くと ふ〜 みたいな発音で、故事成語”虎の威を借る狐”は元の中国語では”狐假虎威”ふ〜じぁふ〜うぇい、みたいな発音で音の上り下がりの調子が違うものの ふ〜  で、この故事を坊んやお嬢の頑是無いお子らに読み聞かせなどした際に何度も出てくる ふ〜 はさすがに なのか なのかわかりにくい、そこで キツネ狐狸(ふ〜り、みたいな発音トラ老虎(らおふ〜、みたいな発音 と言うようにしたとか大体そういう事なのではないかと思います。
 あとは音節とかリズムを整えるためとかそういう理由なのではないかと。
 ちなみに
トラ老虎(らおふ〜) というと申し上げました。
たまに
「年老いた虎は人を襲う」というような文言を目にし耳にする事がございますが、これは トラ の意である 老虎(らおふ〜) の誤訳であるケースが多いのではないかと目下睨んでおるところでございます事を蛇足ながら付け加えておきます。

 
トラ と同様に ”老” をつけて言う動物に 老鼠(らおしゅ〜、みたいな発音老牛(らおにぃう、みたいな発音 などがありますが、すべて歳とった ネズミウシ ではありません。

 あと 
イヌウサギタヌキ などはそれぞれ ”子” をつけて、狗子(ごうづ、みたいな発音兔子(とぅ〜づ、みたいな発音狸子(り〜づ、みたいな発音) などと申します。

 藤崎竜さんの漫画「封神演義」におきまして、悪のセクシーヒロイン・妲己(だっき)さんの正体が千年狐狸精であり、さらにその妹分の胡喜媚(こきび)さんの正体が雉鶏精でありました。それぞれキツネキジの妖怪さんですね。

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