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2016年10月28日 (金)

ふくちやましどうぶつえんの シロテテナガザル ももた(桃太郎) の おかお が まっくろ な ひみつ を かんがえてみたよ 〜 ももたよ、傾国傾城の妖婦 ・ 千年狐狸精 の野望を挫け ! 5 禍事は遣唐使船に潜み海を渡って来た ・ 最強最悪の妖怪 千年狐狸精 の正体を暴け 2

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 このキツネは池に落ちて動けなくなっていたところを、一般の方に救助されて運び込まれて、私が看護したのですがダメでした。
 園長が言うには、野生の
キツネが池に落ちたくらいで動けないのも、人間に易々と捕まるのもおかしい。恐らくは車にはねられるなどして池に落ちた時点で、外傷はなくても致命傷を負っていたのだろう、とのことでした。
 キツネの毛は
ウサギの毛のようにふかふかでしたなぁ。

 汚れっちまった悲しみは たとえば狐の革裘(かわごろも)
 汚れっちまった悲しみになすところもなく日は暮れる……by 中原中也

千年狐狸精

 

日本人の感覚で 千年狐狸精 と聞くと、ほ〜ん、キツネタヌキ が合体した妖怪なのか?それは強そうだ・・・というように思う方が多いのではないでしょうか?
 私が所持いたしておるところの 新明解国語辞典 第四版 by 金田一京助 によりますと

[ 狐狸 ]
(年をとった)キツネタヌキ。(何食わぬ顔をして人をだましたり 悪事を働いたり するものの意にも用いられる) 「狐狸妖怪」

 とあります。駄菓子菓子、本来中国語におきましては”狐狸”キツネ
タヌキ ではなく、キツネ単体のことなのですね。

千年狐狸精

  を中国語(普通話)では ふ〜、みたいな発音でこれ一文字で キツネ の意味を持つのですが、会話などビジュアルの無い状態ではさすがに中国人でも聞き取り判別にキツい場面があるのではないでしょうか?
 例えば
”虎の威を借る狐” は中国語で 狐假虎威(ふ〜じぁ ふ〜うぇい、みたいな発音)” なのですが、 がどちらも ふ〜、 を上り調子で言う ふ〜、 を低く抑えた ふ〜、なのですが、狐假虎威”の故事が収録されている『戦国策・楚策』の読み聞かせなどの際にさすがにこれは読む方も聴き取る方もキツい。
 恐らくはそんなわけで(あとはリズムや音節を整えるため?)中国語では動物の名称に多く
”老””子” をつけます。
老虎、老牛、老鼠。狗子、兎子、狸子 などはそれぞれ老いた虎や子犬ではなくそれぞれの呼称です。

 
狐狸猿猴 と同じく、近似の動物を重ねた言葉の成り立ちなのでしょう。
(キツネ) +
(タヌキ・但し中国に於いて本来の意味はヤマネコ) = 狐狸(キツネ)
(テナガザル) + (一般的なおサル) = 猿猴(テナガザル)
熊猫のパンダも同じ言葉の成り立ちで、
妲己(だっき)の妹分の 胡喜媚(こきび)の正体 九頭雉鶏精(きゅうとうちけいせい)の雉鶏(キジ)も(キジ)+(ニワトリ)で同様です。

千年狐狸精

 私はひと昔前の香港映画はじめ台湾・中国の中華圏映画が大好きなのですが、その中で 狐狸精(ふ〜りじん、みたいな発音)” という言葉は本当によく使われています。
 狐狸精 とは
「色気で男を誘惑する女。牝ギツネ」の意味で、日本のお昼頃のテレビドラマで言う「この泥棒猫!」みたいなニュアンスなのでしょう。
 古(いにしえ)より中国やインドでその色香で男を惑わしいくつもの王朝を滅ぼして来た
千年狐狸精 あるいは 白面金毛九尾の狐
 本来は麒麟などと同じく、吉祥を告げる
瑞獣であったのが、この 封神演義 などでのイメージが強くなりすぎたのだそうです。

樫の木モック

 中年おやじの私が子供の頃にやっておりましたテレビアニメ「樫の木モック」タツノコプロ作品です。
 キツネ
タヌキのワルいヒトがいつもモッを騙してヒドい眼に遭わせてやろう、あるいは悪の道に誘いこもうとしておりました。
 この日本に於ける
キツネタヌキが人をばかすというイメージは
狐狸精 「色気で男を誘惑する女。牝ギツネ」
老狐狸 「ずる賢い人」
あたりから来ているのでしょうが、これまでに書きましたように狐狸キツネの事であり、さらには中国においてヤマネコのことであり、タヌキにとってはとんだ濡れ衣です。

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