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2016年3月16日 (水)

異説 ・ 太平洋戦争史観 II ~ 大和よ、たとえその身を深海に横たえるとも、不朽不滅の魂は天翔る龍の煌めきとなり、私に帰りなさい、生まれる前にあなたが過ごした大地へと ・ ネアンデルタールかく語りき

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 前回よりのつづきです。

 昔から難しい文章は苦手だった私ですが、中年おやじになって脳髄の柔軟性が著しく失われておるように日々感じております。

最もネアンデルタールに近いのは日本人? 免疫システムに残る人類の歴史

 ここに書いてあるのは世界中のあらゆる民族の中で、日本人が最もネアンデルタール人に近い DNA を持っている、と読みとってよろしいのでしょうか?

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 呉海軍工廠にて艤装工事中の戦艦大和です。
軍縮条約の発効中にこっそり建造を始めたため極秘中の極秘事項で、町からは目隠しに巨大な倉庫を造り、日本國有鐵道 呉線 の列車はブラインドを降ろすことを強要されて、憲兵さんとかおっかない人が見回ったそうです。
 吉村昭 さんの「戦艦武蔵」には、長崎で同型艦の武蔵を建造する際には、携わるすべての工員さんとか作業員さんの身元調査も厳しく行われた、というような記述があったように記憶しております。

 戦艦大和の就役は1941年12月16日で、真珠湾攻撃の12月8日とほとんど同時です。
つらつら慮りまするにこのことはたまたまそうなったとか、偶然そうなったとかそういうことではないように思われます。
 アメリカとなど戦って勝てるわけがない、そう頭ではわかっていても世界最大の戦艦を保有してしまったことが、その判断を甘くしてしまった部分は多分にあるのではないでしょうか。
 ニンゲンというものは 力 を持つと本能的に潜在的に使ってみたくて仕方がなくものなのでしょう。

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 大和 の同型2番艦 武蔵 艦上での記念撮影は、中央に 昭和天皇 がいらっしゃいます。
艦中央部の12.7cm連装高角砲群前ですが、むちゃくちゃに巨大な艦であったことが見て取れます。
 現代に生きる私たちは"不沈艦"などというのは馬鹿げた幻想であると頭の中でのみ知っておりますが、実際にこの巨大さを目にするとそのような幻想を描いてしまうものなのかもしれません。

 何年か前に呉で公開されていた映画「男たちの大和」の原寸大ロケセットは、見に行っておけばよかったと今さらながら悔やまれます。

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 1945年4月7日、坊ノ岬沖海戦。
 戦艦大和はじめ水上艦艇の沖縄突入は特攻作戦でした。
”一億総特攻の魁(さきがけ)となれ”とは、まことにもってヒドい話かと思われますが、当時のことを今の価値観で測り、安易に批判的なことをいうのは誤りであるかと思います。
 最初の航空機による自爆攻撃の指揮官自らが”統率の外道”と言われたように、連戦連敗で八方塞がり、持ち駒も残りわずかの状況で圧倒的な物量で押されまくる、そんな中で思考停止で自暴自棄な面も多少はあったのかもしれません。
 ですが、この戦争には負けても将来の日本、後の世代のために自分たちは今は死のう、というような覚悟もあったのではないでしょうか。
 サムライは死を恐れるよりも名誉を失う方を恐れる、知識では知っていても体得し体現することは私たちには不可能であると思われる、そういう死生観があったことを忘れてはいけないと思います。
 その上で、「いや、おれサムライじゃないし、農家の子だし。」と思いつつ行った人や、逆に新撰組幹部のようにお百姓さん故にサムライ以上にサムライたらんとされた方や、いろんな考えの人がいたんだろうな、などと忖度いたすのがオトナの歴史の嗜みではないでしょうか。
 
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 ネアンデルタール人と現生人類では学習能力に差があり、いっこうにかわりばえのしないネアンデルタール人に対し、現生人類は狩猟道具の改善改良などで驚くほどの進歩を見せたのだそうです。
 "我に戦艦大和・武蔵あり"といわれた大和型戦艦はいわば日本海軍の”日本海海戦の夢よもう一度”の象徴だったのかもしれません。
 対して米軍側は電波兵器、索敵用のレーダーや近接信管の砲弾など確実に”狩猟道具”の改善改良で進歩を見せ日本を追いつめました。

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 横転し大爆発を起こした戦艦大和。
 わりと最近、あまり頭のよろしくないお若ぇお嬢さんがSNSで「特攻隊は日本の恥」などと発言し、炎上しておりましたが、そういう人は歴史というものが重層的で多面的で、とてもひと言「いい」とか「悪い」で言い表せるものではない、ということに考えが及ばないのでしょうなぁ。
 当時の大日本帝国がすべてにおいて正しかった、と言うつもりもないのですが、もし当時ここまでして下さった方々がいらっしゃらなければ、戦後の日本と世界は更に悪いものになっていた可能性の方がはるかに高いのではないかと考えます。

 嗚呼、2万数千年前に絶滅したといわれるネアンデルタール人の最後の戦いはいったいどのようなものだったのでしょうか。妄想がはかどります。

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 骨格から復元されたネアンデルタール人の少年なのだそうです。
むぅ、むっちゃイケメンやなぁ。

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