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2016年2月 5日 (金)

福知山市動物園の シロテテナガザル ももた 「君に勧む 更に尽せ 一杯のミルク」

ももた

 福知山市動物園の シロテテナガザル ももた くんです。
以下は私の脳内妄想劇場でございますが、私には どうぶつ たちが本当に賢者に見えることがよくあります。

白色手長臂猿 桃太小弟 說"勸君更盡一杯牛奶".

シロテテナガザル

ももた「花 発 多 風 雨 人 生 足 別 離 ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガジンセイダ」 (于武陵 「勧 酒」・井伏鱒二訳)

シロテテナガザル

ももた「寛 心 応 是 牛奶  心をくつろがせるはまさにこれミルク」 (杜 甫 「可 惜」)

シロテテナガザル

ももた「勸君更盡一杯牛奶   君に勧む 更に尽せ 一杯のミルク」 (王 維 「送別詩」)


 ”ミルク”は実はすべて”酒”ですね。
あまり巫山戯戯けた(ふざけたわけた)ことばかり書いておりますと、何処の方面より指弾糾弾問責弾劾など受けるやも知れませんので、最後に多少はちょっとカシコげなことを。

 唐詩の中で何処の方だったかが長江を下るかされる時に”猿”の声を聴いていた、というような詩があったのを憶えておいででしょうか?
 私は高校生の時に習ったのですが、寂寥とか寂寞が主題かと思われる詩に「うきっ」とか「むきーっ」とかいうサルの声というのは如何にもそぐわないのではないか、と違和感を感じたのを憶えております。
 が、その時の疑問は今になって解消いたしました。

 このブログを続けて呼んで下さっている方でしたらもうお気付きになったかもしれません。
これまで何度か書いておりますが、中国語におきまして”猿”はテナガザルであり、普通のサルは”猴”でありまして、すなわち長江を行く人が聴いたのは テナガザル、ももた のご先祖さまの声だったのですね。

 現在は生息地は狭められ、中国では内陸最南端の雲南省の中でも南端にしかおらぬそうですが、千年ほど前には黄河以北でも見られたのだそうです。
 
 このテナガザルが”歌を歌う”と表現されるような声を出すのですが、これが寂寥感寂寞感を醸し出していたというわけなのですね。

 どのような声かは実際にいらっしゃって聴いてみて下さい。
福知山市動物園の シロテテナガザル は開園時間の朝9時前後にはほぼ確実に歌を歌っております。あとの時間は運次第でしょうか。

 写真の ももた くんはまだ子供ですので歌うことは出来ません・・・あれ?もしかしたら歌うのは成人したメスだけだと園長から聞いたことがあるような気もしますが記憶が曖昧です。役立たずなことで済みません。

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