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2015年8月14日 (金)

カラビニエ 〜 最遙遠的距離 之 旅 ・ 4 ・ 回向 荒坂峠

荒坂峠

 荒坂峠。
 津山事件の都井睦雄は、岡山県苫田郡西賀茂村大字行重(現 岡山県津山市加茂町行重)の貝尾・坂本両集落で三十余名を殺傷の後、荒坂峠(西加茂村大字楢井字青山 高田越)の頂上付近の山林中で猟銃により自殺。

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 荒坂峠頂上。
峠への進入路が判らず一旦別の峠(下茅峠)で反対側に出てそちらより荒坂峠にアプローチ。
後にもう一度、都井睦雄が辿った側より登頂いたしました。

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 山頂のお地蔵さま。
寛政年間のもので、造花ではありましたがお花が添えられておりました。

4・5
 峠よりの眺め。
このあたりからでは都井睦雄が暮らし、事件の現場となった貝尾集落は見えないようです。
 今となっては自殺の現場を特定する事は出来ないようですが、どうも峠の頂上よりもさらに登ったところだそうで、現場の集落を見下ろせる場所を選んで自決したというのが一応現在通説となっているようです。

 事件現場の集落の墓地に「妻 殺戮」と彫られたものがあったなどと明らかに誤った記述などもあり、『「八つ墓村」は実在する』 蜂須敦 著・ミリオン出版 は最近の津山事件に関する書籍の中ではあまり良質なものではありませんでした。
 ですがその中で著者に同行した元ボクサーのカメラマンがこの峠で「都井睦雄は本当に三十人もの人を殺した後でこの坂を上りきったのですか?でしたら(ボクシングの)世界チャンピオンになれます」という場面があるのですが、今回現場を辿ってみてなるほどその部分については納得のいくものがありました。

 ところで今回これを書くにあたっていろいろとGoogle先生にお伺いなどたて、「峠」の言葉の由来が「たむけ」である事を知りました。
 「たむけ」は「手向け」であり、神仏に物を供える事。
 多くは国境ともなっていた峠において旅の道中の安全を祈り、また他国よりの魔の侵入を防ぐために祈り手向ける場所、それが峠ということだそうです。

 旅の道中に於きましていくつもの峠を越えてまいりましたが、あだやおろそかにしてはまかりならぬ事よ、と深く感じ入った次第でございます。

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