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2015年8月22日 (土)

カラビニエ 〜 最遙遠的距離 之 旅 ・ 8 ・ 鏡野町 柴犬こう太の故郷への遠い旅

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 1977年、松竹映画「八つ墓村」の中で萩原健一さん演じる寺田辰弥が、村にやって来た理由に関して「俺がこの村に来たのは自分が産まれた場所を見ておきたかったのと、父親がどんな人だったか知りたかったからだ。」と申しておりました。

 この度私は、当家で養育いたしておりますところの柴犬、こう太さんの産まれた場所を見ておきたいなどととっさに思いつき行動に移しました。

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 幼名を三郎号と申した事が記してあります、柴犬こう太さんの血統書です。
ここに記された住所にございます作州妙見荘犬舎が今回の目的地です。

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 地元の方とお見受けいたしたご老人にお尋ねいたすなどしてここまでつきとめました。
だがしかし付近に犬舎のようなものは全く見当たりません。

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 詳細は後述いたしますが、こちらが当家で養育いたしておりますところの柴犬こう太さん出世の地であるようです。

 血統書の記載によりますと柴犬こう太さんが産まれた作州妙見荘犬舎の主はT氏というヒトなのですが、先に近くで道をお尋ねしたご老人ははじめニコニコと人懐っこい笑顔で話を聞いて下さったのですが、このT氏の名を出した瞬間に、あれは”気が変わる”というのでしょうか?なにやら相対するオーラが許容から拒否に変わる瞬間を見たような気がいたしました。
 そして記載の住所に当該いたします4〜6の写真のお屋敷はお留守だったので、隣家の奥様にお話を伺ったのですが、T氏は5年ほど前に夜逃げではないがほぼ同然の状態で引っ越され、今は津山在住とも岡山市在住とも聞くが、実際のところはご近所の誰もご存じないとの事です。
 実はこのT氏家族は非常に困った方々であり、お話を聞かせていただいた奥様のご家族は長い年月様々な悶着を起こされ、嫌がらせを受け、事業の失敗により転出が決まった時には内心安堵され、しばらくして替わりに入ってこられた方がたいへん良い方々であったため、近年になってようやく平穏な生活ができるようになったとおっしゃっていました。

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 もう少し判りやすく写真を撮れば良かったのですが、T氏家族の本来の稼業は材木商の様な仕事であり、どこからか引っ越して来た当初は写真7の右奥、木材加工場が住居兼仕事場であったという事です。
 お話を聞かせていただいた奥様の屋敷はこの通路手前側奥にあるのですが、受けた嫌がらせのひとつにここに木材など並べられて、車を出せなくなるいわば海峡封鎖のようなことをされたこともあるとのことでした。

 肝心の作州妙見荘犬舎についてですが、奥様の話によりますとどうもT氏にとっては窮余の一策か思いつきで始めたような感じで、それほど長い間稼動いたしておったわけでは無さそうでした。
 写真5のお屋敷前の広場に犬舎があって、たいへんに不潔そうであり、匂いもあり、またやかましい事もあって近隣住民の悩みの種でもあったそうです。
 当時T氏一家ははいわば村八分も同様の状態であったそうで、最近でもたまにおそらくは表よりは裏にに近い金融関係であろうと思われる、車や身なりは高級ですが剣呑な空気を纏ったような方々が消息を聞きにみえる事があるともおっしゃっていました。

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 こちらもT氏の木材加工場であったろうと思われる場所ですが、当然現在は全く別の方の所有になっているはずです。
 よって無断で写真撮影などいたした私の行為は明らかに不法侵入あり許されざる事、またそれをネット上にあげるなどバカ発見器的行為でもありますが、調度設えなどがあまりにかっちょよかったのでどうかこらえてやって下さい。このとうりです。

 嗚呼、家に於きまして結果報告を楽しみに待っております柴犬こう太さんにこのような過酷な出生の経緯を話す事などできますでしょうか、いや別に待ってないと思いますけど。
 いわば聖地巡礼の柴犬こう太さん出生地への旅は永の間の宿願でありましたが、実現できたのがT氏家族がこの地を去った後であったのが結果として良かったのでありましょう。
 また、このような恐らくはあまりよろしくはない環境に於いて生まれ育った柴犬こう太さんがより愛しくなったのも旅の収穫であります。

 松竹映画版「八つ墓村」に於きまして、萩原健一演じる寺田辰弥は赤ん坊の時に山崎努演じる多治見要蔵より焼火箸を押し付けられるなど虐待を受けておりました。
 百日のお宮参りを遠くから眺めていた井川丑松(加藤嘉)に工藤校長(下條正己)が、「あの子もいつか立派に成人するだろう、その時には丑松さん、あんただけじゃない、2人であの子の将来を祝ってやろうな」と、そのような台詞がありましたが、なんとはなしにそんな場面を脳内再生いたしておりました。

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